Googleストリートビューから見える世界の景色を切り取って、イラストを描く辰巳菜穂さん。
世界のどこかの何気ない日常。
行ったこともない、見たこともないはずの風景が、
なぜか懐かしく心地よく感じられます。
「#世界をちょっと気持ちよく」をテーマに掲げるNONIOと辰巳菜穂さんとのコラボレーションから生まれた
「気持ちいい世界」とは?
風景に込められた想いを探ります。
INTERVIEW2022.12.01 update:2022.12.26
アーティスト/イラストレーター 辰巳菜穂さん
が考える
#世界をちょっと気持ちよく
ちょっと立ち止まってみると、
日常に「なんか、いいな」と思う景色はたくさんある。
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辰巳 :忙しく生活していると、身の回りの景色を見る余裕なんてほとんどないですよね。でも、ふと立ち止まって見上げたときに、木がザァーって風に揺られていたりすると「なんか、いいな」って思うことがあって。そういう何気ないけど美しい景色って、実は身近にたくさんあると思っています。
そう語る辰巳さんが描くのは、
Googleストリートビューで見つけた、
どこにでもありそうな日常の風景。
描いていて最も気持ちいいと感じるポイントは、“影”だそうです。辰巳 :いつも“ぐっとくる影”をいちばん最後に描くのですが、その影を描いたときに風がひゅうって通り抜ける瞬間があるんです。その瞬間がすごく気持ちよくて、影って大事だなと思います。例えば、今ある物も人も動物も、100年後にはほとんどなくなっていますよね。そう思うと、今この瞬間ここに存在しているっていうことが奇跡に思えて、儚さがすごく美しく感じるんです。そういう儚いものの存在感を、影が強調しているように思います。
いつか変わるかもしれない景色を
絵という形にして残したい。今見ている景色も、いつかはなくなってしまうかもしれない——。
だからこそ辰巳さんは、自分が残したいと思う景色を描いていると言います。辰巳 :Googleストリートビューにはタイムマシンのような機能があって、時間を遡って同じ場所の写真が見られるんです。良い影を探すのに使うのですが、見ていると、その場所がどんどん変わっていくのがわかるんですね。家や商店など、誰かの大切な場所だったかもしれないところが、何年後かには違う店に変わっていたり…。本当に何気ない日常の風景なのだけど、誰かの思い出や大事なことが詰まっていると思うと、それを絵という形にして残せたらいいなと思うんです。
日々の小さな変化は気づきにくいけれど、
世界は確実に変わっている。
そう言われているようにも感じます。 -
長く楽しめる、木や金属、石といった素材を選ぶ。
その小さなことでも空間が気持ちよく変わる。辰巳さん自身、変化を感じることで、
「#世界をちょっと気持ちよく」できたらと思うようになったそうです。辰巳 : 気候がどんどん変わっていくのを日常的に感じるようになって、便利な暮らしは人間の生きていく術だし大事なことだと思うけれど、素晴らしい景色を失ってしまう前に、並行してできることがあるならやっていきたいと本当に思います。
だからといって、無理をしないのが辰巳さん流。自分が心地よくいられるために心掛けていることが、結果、世界を気持ちよくすることにつながっていました。
辰巳 :普段から無駄な物は使わないとか、長く使える物を選ぶようにはしています。身の回りに置く物は、木や金属、石といった素材の物を選ぶことで、自分の好きな物を長く楽しめると思うから。例えば、筆立てや筆を洗う筆洗器はプラスチック製が多いのですが、見た目も、汚くなったら捨てればいいというのも好みじゃなくて、ガラスやホーロー製を使っています。そういう小さなことでも、空間って変わるんですよね。
辰巳さんのアトリエに流れる居心地のよさは、そうした小さな積み重ねが作り上げた空間だからなのかもしれません。
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Q.
今回のコラボレーションでこだわったポイントは?
Q.今回のコラボレーションで
こだわったポイントは?辰巳 :外を歩いていて、ふとしたときに「気持ちいい」と感じるものを描こうと思いました。風になびくヤシの木や、風に誘われて海の方に顔を向けたら見えた景色、遠くからコーヒーの香りがするようなワクワクする街の賑わいなど、どれも何気ない身の回りの風景なんだけれど、「ちょっと気持ちいい」と感じられるもの。毎朝、洗面台に置いたこのボトルを目にするたびに、「休み休みがんばるか」くらいの、ちょっと前向きになってもらえたらいいなと思って描きました。自分が肯定されたような気持ちになって、そういう方たちを通じて「#世界をちょっと気持ちよく」できたら素敵だなって思います。
そんな日もある
ヤシの木をなびかせる風や日差しの気持ちよさを感じたら、
うまくいかないときも「そんな日もあるよね」。
顔を上げると
ふと見た景色を「なんかいいな」と思う、
瞬間的な気持ちよさがもたらす静かな感動。
休み休みやろう
目の前には賑わう街と漂うコーヒーの香り、
こちら側にはちゃんとした自分。
ワクワクする感覚が気持ちいい。